今日は、10月8日(土)〜9日(日)に行われました、
恐竜時代の化石発掘にチャレンジ!
〜1億2000万年前の地球へ〜
の報告をいたします。
この講座、実施のたびに満席になるのですが、
今年は運動会の時期に企画したためか、参加者数が22名と
ちょっと少なめ。
このブログを書いている今日に帰ってきたのですが、
終わってみて、ああ、もっとたくさんに子に参加してもらえたら
良かったなと改めて思いました。それくらい充実した内容に
なりました。
さて、報告です。(一部マニアックです。)
快晴の天気に恵まれて、京都駅から一路、石川県の白峰恐竜パークへ。
途中、福井県に入ったくらいから、道路のそこここに、恐竜の看板や模型が
飾ってありました。結構迫力があり、いつ出てくるかわからないので、
バスの窓に釘付けでした。
足跡とかが道路に書いてあったりするんです。粋な計らいです。
さて、バスの中で恐竜クイズなどをやりつつ、恐竜パークに到着。
入口の大きなイグアノドンに出迎えられながらゲートをくぐりました。
ちなみにイグアノドンは、恐竜の存在を知らなかった人類が、一番最初に
見つけた恐竜で、石川県でも発掘されています。「鳥の歯」という和名です。
公園でお弁当を食べてから、発掘体験をしました。
公園にもこんな恐竜が。
食べられました。
掘ります。
掘ります×2。
ゲットしました!
植物化石(葉や幹や枝)がたくさん見つかりました。
さすがに恐竜の発掘は難しかったです!
まあ恐竜でなくても、1億2000万年前の木の化石が手に入るって、考えたらかなり
すごいんですけどね。
さて、館内の見学です。
やっぱり食べられてます。
博物館の中は、化石や恐竜のことなどがたくさん展示されています。
テキストにいくつかクイズを載せていたので、答えを必死になって探している子も
いました。
やはり生で見ると迫力がありますし、館内もお子さん向けに大きい字でクイズ形式に
展示していたりして、勉強になりました。
集合写真。左に異彩を放っている男がいますが……私です。
宿に帰り、食事のあとは「化石クリーニング模擬体験」をしました。
今回の葉っぱなどはそれ以上きれいにできませんが、
恐竜などの化石が見つかった場合は、壊してしまわないように
ていねいに周りの石を取り除く作業が必要です。
市販の化石発掘キットを使って、ヘラや筆を使って、土を取り除くことを
しました。
真剣です。
きれいにできました!
入浴後、明日の博物館での研究テーマも決めて、おやすみなさい。
2日目
毛布はきれいにたたみます。
宿泊の行事ですので、生活面の指導もします。
トイレのスリッパをそろえるなどは、社会人なら当たり前ですが、社会人でも
やってない人が多いです。ちゃんと今のうちに指導します。
2日目は、福井県の恐竜博物館での見学と研究発表です。
研究発表について少し説明します。
博物館をただ見学しても、正直あまり頭に残りません。
私自身、大学で地質の研究をしていたときも、漠然とフィールド調査をしても
結局何にも資料が残らなかったという経験があります。写真はならぶのですが、
照準が絞られていないので、その写真から読み取れるものがなかったです。
何か、「これを調べるぞ!」というテーマを1つ決めておくと、そこで初めて
指針となるものができて、見学が実になるものに変わります。
テーマがあれば、関係ないものを見ても、あ、これは○○に関するものだから、
今回のテーマとはずれているな、という頭の使い方をするようになります。
そこで今回は、せっかく世界でも最大級の恐竜博物館へ行くので、
グループごとに、テーマを決めて臨んでもらいました。
・1度に産む卵の数が一番多い恐竜は何か。
・最も古くに生きていた恐竜は何か。
・とさかなどのかざりものの役割は何か。
・毒のある恐竜はいたか。もしいないとすれば、どうしていなかったのか。
真剣に決めたテーマであることがわかります。
いざ、見学へ。
トリケラトプスも幼体と成体とでツノの向きがちがうとか。
図鑑などに載っている内容も、最新の情報では異なっていたりします。
発見される化石が増えたり、機械の性能があがるにつれて、新たな発見があったり
過去の発見が間違っていることがわかったりするためです。
ティラノサウルスがプレデター(襲って食べる)かスカベンチャー(死肉を食べる)かの
検証が、物的証拠をていねいに挙げて「だからティラノサウルスはスカベンジャーである」
という結論の論文の解説が見やすく展示されていて、
「プレデターであるというのであれば、あなたはどんな証拠があれば良いでしょうか?」
という問いかけがあったりして、理系魂をくすぐりました。
ちょうどティラノサウルスの実物の頭骨化石が日本に初めて来ていて、
それが今回見学できました。
全長12mの動く(中に機械が入っている)ティラノサウルスなどは迫力があり、
他のお客さんの幼稚園くらいの子は泣き叫んでいました。
動くティラノサウルスの足をさわれる。質感がリアルでした。
歯の解説など。
博物館の研修室をお借りしていて、見学後はまとめてから
研究発表会をしました。
どの班も真剣な様子で、私自身勉強になりました。
毒のある恐竜なんて考えもしませんでしたし、
卵を1度にいくつ産んだかなんて、むむむ。
それぞれ、調べられる限りで調べて、また現在の研究では判明していない範囲は、
自分たちなりの仮説を立てて、その理由も発表していました。
いや、なかなか感動しました。
そんな感じで終了です。
とことん恐竜尽くしの2日間でした。非常に濃く、満足のいく内容でした。
今回行かれた方は、DVDも後日郵送いたしますので、またお子さんと
お話しながらご覧下さい。
まだ行かれていない方も、また来年か再来年に企画いたしますので、是非どうぞ。
いえ、他の企画も参加してくださいね〜。
では、以上、報告でした。
長文にお付き合いくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
瀧口
P.S.他の日の、サイエンス教室のブログも是非見ていってください。
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